日本人で最も有名なスポーツ選手の一人、イチローさん
彼の野球への取り組みやスタンスはスポーツだけでなく、他業種にも大きな影響を与えビジネスの世界でも大きく取り上げられている。
しかし、偉業を成した大スターでさえ、仕事に行きたくない日があると言います。
イチローはこう言っています。
「ぼくも、グラウンドに行きたくない日はたくさんあるのです。仕事だからしょうがないと、自分に言い聞かせるときもあるのです。と
一般人である私と同じ時もあるのです。
どんなに天職だと思っていても仕事が辛かったり、絶対に辞めたくなる日が来るものです。
だから場当たり的に何でもかんでもつらいと思う前に、何故それが今行われているのかなどが分析できて、必要かどうかが考えられるようになりましょう。

目標の立て方の具体例とは?
目標とは、
目標・・そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。「島を目標にして東へ進む」。行動を進めるにあたって、実現・達成を目指す水準。「目標を達成する」「月商一億を目標とする」など
コトバンク引用
目標の立て方には大きく切り分けて3つあります。
⓵よりよくする
今は現実的ではないが、理想、あるべき姿を実現させるための考え方
スタンダードで、簡単な考え方です。
簡単な事が一番難しいとは良く言ったものですが、日本一や世界一などという指標はその代表例なのかもしれません。
売上で言えば売上高日本一や営業成績No,1などその世界でトップを目指す考え方ができそうです。
注意をするとすれば、大きすぎる目標には挫折を伴います。
”失敗してしまった””また出来なかった””もうだめだ”と落ち込む事もあるでしょう。
しかし、それは目標という世界があってこその姿なので、そこにチャレンジしたいと思う自分を褒めるようにしてあげましょう。
何度でもチャレンジできますし、できるまで何度でもトライしていく事が重要です。
そこまで考えられない方でも、0を1にすることや1を2にする事でも立派な目標です。
新規会員を100名から200名に伸ばす、勉強時間を1週間で7時間増やす。などの考え方になります。
自分がイメージできる目標でも良いですし、大きな目標でもいいと思います。
自分自身がワクワクして取り組める目標こそ、本当の目標設定になります。

⓶直す、正す
間違いや足を引っ張っているものを辞める、正すという考え方
やりたくなくてもしかたなくやっている事や過去の思い込みから習慣化されているものもあります。
まとまった時間を確保するために、テレビを見るのを辞める。体重をキープするために甘いものを控える。
環境はいつも変化します。その中であなたの習慣が悪い方に向かっている場合があります。
一度うまくいっていないようであれば立ち止まり、習慣を見直しましょう。
やり方を変える、目標を修正する事はとても大事なので、一回決めたら断固として変えないというのではなく、柔軟に行きましょう。
妥協はよくありませんが、視野を広げて、考えを色んな角度から物事を見ていく事で柔軟性はより鍛えられます。
要するに間違い認め、マイナスからゼロにさせるという考え方になります。

⓷続ける
積み重ねていく事で理想に近づける考え方
継続は力なり、ですね。
現実派の方は、理想なんてイメージが浮かばないなんて事もあるかと思います。
であれば今やっている事に1を足していくという考え方が良いでしょう。
自分のやっていた事、事実を数値化していきます。
貯金は毎月1万円していた。本を毎日1時間程度読んでいた。いつもトイレ掃除が仕事で毎日30分割り当てられている。等々
これに目標設定を組んでいくとすれば、
・貯金は毎月1万円→毎月必ず1万円。余力があれば、買い物のお釣りを一緒に貯金する。
・本を毎日1時間程度読む→1時間以外にも、電車の移動時間に読む、トイレの時間に読む。
・トイレ掃除が30分→やるんだが、30分ところを25分で終えられるようにする
というようになります。
これだけではありませんので、自分でも考えて色んな切り口で考えて目標設定してみて下さい。
なれて来れば、逆から考えていく事が出来るようになってきます。
貯金であれば月2万円貯めるためには?とか、まとまった時間を週で10時間確保するためには?とか、トイレ掃除を25分で終わらせるためにはと言った感じでしょう。
クリアできれば、少しずつステップアップできるようにしていく事で目標設定が高くしていきます。
徐々に難しくもなっていきますが、ゲーム感覚で楽しめることも需要なので、自分に負荷をかけることに慣れる事に楽しんで下さい。

目標設定は必要なのか?
答えはYESであり、NOである、です。
そもそも目標というのはなくても生きていけます。
目標を達成しようとするあまりうまくパフォーマンスを発揮できずに失敗に終わった。そんな経験がある方もいらっしゃると思います。
仕事がつらい理由には、この目標を達成できなくて苦しんでいる方もおり、現実不可の目標を会社から言い渡されて落胆する。何て事もあります。
しかし、成功者のほとんどは目標という目印を立てないと大きな成功は実現しえないと言っています。
何においても失敗はつきものです。失敗により今を見失った時、どう立て直すか、重要なのは目標という目印です。
場当たり的な仕事や思いつきだけによるチャレンジは、何のためにやっていたのか忘れてしまいます。
もうチャレンジ(仕事)したくない→仕事したくない→仕事つらいけどやらないと・・・
嫌々やる事はあなたの人生においても良くないし、健康にも良くない。
しかし生活の為にお金を稼ぐのが今の仕事なら、少しでもやりがいやワクワクを求めたい。
だからこういった負のスパイラルを脱するためには、目標という目印に進むことが必要なのです。
失敗は一時的なもの、辛いと思う気持ちも目標を明確にして、実現していけば一時的なものになるのかもしれません。

目標を立てたら失敗した私の話
私自身も目標に関しては苦い経験をしているので、どなたでも当て余るのではと思い経験談を1つお話ししたと思います。
一生懸命立てた目標というのは、とても神々しく見え、どこか1つ仕事を終えたようにいつも感じていました。
今まで考えたことのないアイデア、実現に向けた対策や方法は実現したあとの事をイメージした私はもう目標達成した気になり、ワクワクが止まりませんでした。
その目標を達成させるために、いつも見るパソコンの上の壁に大きく張り出して、いつも忘れないようにしました。
気が付くと1週間、そのイメージを持ったままいつもの仕事へ。
気が付くとまた1週間、そのイメージは少し薄れて、いつもの仕事へ。
気が付くと1ヵ月、2ヶ月と経って行きました。
目標の紙は、ホコリをかぶっていきただのポスターのようになっていきました。
目標は立てたのですが、それで満足してしまい何も出来ていなかったのですね。
もう一つは、目標と目的、手段がぐちゃぐちゃになってしまって、訳が分からなくなりました。
目的とは達成させたい、実現したい姿。
その目印が目標になり、目標を達成させていく事が手段になります。
しかし、手段が目的になり物事の点に拘り過ぎていた時期がありました。
周りからは、変なこだわり持ち過ぎと次第に信頼を損なっていたのです。
その時に立ち返れたのも、目標は何だったか?それを実現するための手段は今のままが最善か?
などと考えていくと、別に今の形にこだわる必要はないと考えが変わっていったのを覚えています。
自分の考えや方向に固執していたのですね。
そう言った失敗を経験してからは、目標と手段を行ったり来たりして、このままで良いか?別の手段でも目標達成できる?
と考え方を広げられるようになっていきました。

最後に
目標を立てる事について解説していきました。
目標を立てる事が、夢や目標を実現できる方法ではありますが、
最終的な目標は人生がより豊かになることや、ワクワクとエキサイティングに過ごす事、穏やかにのんびり過ごす事。
あなたらしく人生を送るための考え方が、シェアできたのならば私の目標も一つ達成されたと事になるので、陰ながら応援しております
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