はじめに
2018年6月ロシアワールドカップはまだ記憶に新しく、サッカー日本代表は今までにないくらいのインパクトと世界の強豪たちと互角に渡り合えるという印象を世界に残した。
しかし、結果は史上初のベスト8を逃し、ワールドカップ本戦ではコロンビアに勝った1勝のみだった。
サッカー日本代表が、世界の強豪に勝ち切り、史上初のベスト8、更にはベスト4、優勝を実現させるためには何が最重要で必要になるのだろうか?
監督の重要性
今回の日本代表監督のW杯直前での電撃解任。そして、西野朗氏の就任。ひとえにどちらの監督が優れていたかを判断するのは難しく、ピッチに立っているのは一人しか許されず、試合結果に対する成果、評価もピッチにいることが許された監督だけだからだ。
ただし、どの国も必要なのは、サッカーも根本はチームスポーツという事。それは、一人でゴールを決めてしまうスーパースターがいるチームよりも選手、監督、チームスタッフ全員が一致団結した一体感である。
そういった意味では、今回の電撃就任した西野監督は、日本人の思考の癖やプレースタイルなどは根本的に理解、把握しており、チームを馴染ませることは他の国の監督よりは秀でていた。大会中のナーバスな選手たちへかける言葉や、タイミングは絶妙だったに違いない。
W杯にベスト16で敗れてしまったものの、メディアを通した日本代表選手一同は明るく、前向きでチームとしての一体感を感じた。
森保 一とは?
今回監督になった森保 一とは、何者なのか?少し触れておきたい。
選手としては、初代Jリーグのプロ選手でサンフレッチェ広島に在籍。日本代表にも選出され、W杯は経験がないもののドーハの悲劇を経験している。
選手を引退した後も指導者へと転身し、選手と同じ目線で全てを受け入れてくれるように話を聞いてくれたり、必要とあれば叱咤激励をしチームを鼓舞する。
指導者として2012~2015年で3度のJリーグ制覇を成し遂げていて、ACLでの指揮も取っている。
今季就任の優位性
代表監督に就任と同時にU-21の監督も就任している。
これは、日韓W杯のフィリップ・トルシエ監督以来2人目の選任となる。当時は、小野伸二、稲本等ゴールデンエイジ組を擁していた為、A代表とU-23を一気通貫でチーム作りが出来ていた。
今回は本田圭佑、長谷部誠等が代表引退表明をし、明らかな世代交代を余儀なくされる。吉と取るなら、若手を国際舞台で沢山排出できる機会を与えることが出来るが、失敗した場合、経験不足な選手の集まりになり、弱体化しかねない。
それでも、若手には成長が期待できる選手が数多くいる。
さらには、2020年東京オリンピックが2年後に控えていて、オリンピックではオーバーエイジ(23歳以上選手3名選考可能)枠の使い方も非常に楽しみだ。
そして、最後に記者会見で放った言葉はとても印象的だった。
記者会見の場で記者に日本代表に取って必要なことは何かと問われたときに、森保は一体感だと指摘していた。
まとめ
2018/9月、10月、11月と国際Aマッチが6戦(予定)、翌年1月にはアジアカップが開催される。
一体どのような準備をしどんな選手選考、そしてチーム戦術を引いてくるのかが非常に楽しみになってくる。
次のカタールW杯への道はすでに始まっている。
コメント
[…] 先日代表監督に就任された森保一監督もコメントで”大変ありがたい。次の大会から呼べるなら呼びたい” […]