どうもたいぞうです。
私のプロフィールはこちら☞https://tatataizo0076.com/post-66

私は昔、時給185円で働いことあるんですよW

ブラック企業ですか?
大丈夫だったんですか??

結果から言うと大丈夫でした。

それは、安心しました。
何故、そのような低賃金でまた??

はい、実はですね・・・
時給185円だった悲劇
①友達に誘われたアルバイト
大学生の頃、私は毎日学校とサッカーの練習に明け暮れていました。
田舎の大学に進学したため繁華街へ行くにも車で1時間程いかないといけない場所だった為、夜な夜な街に繰り出すという事が出来なかった。
その為、外出は近所のパチンコ屋ぐらい。
バイトもしておらず、仕送りのみで生活していた私は貧乏学生だった。
それでも頻繁にお金を使うといえばパチンコ屋に行くことくらいだった。
すると、大学の友達から声がかかる。
「お前バイトしてみたら?」
「えっ?部活はバイトが禁止で・・・」
「知り合いが夜働ける人探してるみたいだけど、紹介しようか?」
「マジで?」
といった具合に、友達からバイトに誘われる。
サッカー部では、全寮制でバイトは禁止。しかも深夜の外出も禁止。車も所有禁止である。
ある休みの日、夜友達とバイトを探している人のお店に行った。
そこには店長がおり、店長は気前よく振る舞って、お酒をサービスしてもらった。
「良かったらうちの店手伝ってよ」
そう言っていただき、雰囲気も良かったのでバイトを始める事にした。
やるのは、週に1回の日曜日のみだ。
ただ、拘束が厳しく夜出ることは出来ても、そこまで向かう足がないことを相談したら友達が毎回送迎をしてくれるとのことだった。
夜遅くから始まるし、ばれなければ大丈夫だろう。
そうして、私の夜のバイト生活が始まった。
②メンズクラブでの勤務
名称はメンズクラブ。
ホストまではいかないが、スタッフは男性のみで女性のお客さんが多く来る印象の店だった。
お酒をついだり、皿洗い、テーブルを拭いたり、言われたことをこなしていくが、客商売の為、段々慣れてくるとお客さんの相手をするようになっていった。
凄く魅力的だった。
今まで、学校とサッカーの往復で別に不満はないものの、大学生といえばコンパやサークル、バイトみたいな大学生活に少し憧れを抱いていたので、少し憧れを体験している感じでとても楽しかった。
次第に仕事にも、寮を抜け出すことにも慣れていき、案外ちょろいなと思っていた。
手際も悪くなかったと思うし、そこそこお客さんにも喜んでもらえるようにもなっていた。
そんな慣れてきた頃に、店長から声をかけられた。
「今度、フリーペーパーに家の店が載るからちょっとカッコつけて店にきてね」
「・・・?」
店の宣伝という事で、店の外装やスタッフが乗っているフリーペーパーに載るというのだ。
田舎の繁華街のフリーペーパーという事もありあんまり宣伝効果はないかもしれないけどバイトに来てくれてるし、記念になるという事で載せてもらえる事になった。
「かっこつけるってどんな感じなんだろうか?」
と思いながら、その日を迎える。
フリーペーパーデビュー
部活がオフの日を調整してくれた店長。
その日は、友達にネックレスや指輪を借りてかっこつけて?お店に行った。
すると、店の先輩スタッフさんやフリーペーパーの人やカメラマンさんがスタンバイしていた。
初めての経験に緊張しながらも店内は和気あいあい。
みんな慣れていてとてもスムーズだった。私も、先輩スタッフや店長にいじられながらもカッコつけて撮影終了。
1週間もすれば出来上がるとのことで、その場は解散した。
翌週の日曜日。
バイトの時間になり夜中にこっそりと寮を抜け出し、田んぼ道で友達の送迎を待つ。
そうして見慣れた繁華街について、お店に着く。
店内に入ると、雑誌の山が。
撮影、編集の終わった雑誌が送られてきていた。
自分たちの店のページを見ると、見開き2ページに大きく掲載されている。みたらすぐに自分が乗っているくらいでかでかと載っていた。
雑誌に載ったことがなかった私は、なんとも言い難いが嬉しいような、恥ずかしいような気持ちでいた。
店長は「これで有名になっちゃうな笑」とか、「女の子のファンがいっぱいできちゃうな」
とか言いながら、記念だから1冊持って帰れよ。と1冊頂いた。
④田舎の広まり方の怖さを知る
寮に戻った私は、寮の仲間に少し自慢しました。
雑誌に載った事が段々嬉しくなってきたことで調子に乗っていた。
更にその翌週フリーペーパーは、街にばらまかれ、コンビニエンスストア、無料案内所等、至る所で配布されていた。
大学のサッカー部外の友達からも声をかけられるようになった。
「お前あそこで働いてるの?」
「今度遊びに行くわー」
人気者になったようで、また少し舞い上がっていた。
しかし、舞い上がったのもつかの間、別の友達からこんなことを言われる。
「お前らバイト禁止なんだろ?しかも水商売だったら夜抜け出してんのバレバレじゃん。あの辺先生たちも飲み歩いてるからやべーよ」
「・・・!!!」
「たしかに!!!」
そうです。
田舎町の繁華街。
道路1本が全て飲み屋で、そこら辺を歩いている人が知り合いかどうかなんてすぐにわかるレベル。
それを聞いて、流石にヤバいなと思いましたが、もう取り消すことは出来ないのでなんか言って来たら辞めればいいやくらいに思っていて開き直っていようと思いました。
⑤早すぎる引退、難しい水商売の世界
翌日・・・
監督、部長の先生から呼び出され、雑誌を渡されます。
「これはお前か?」「どうやって行っていたんだ?」
あいにくユーモアの高い先生は、叱るというよりもどうやってこんな事になったのか興味を持って聞いてくるようで少しほっとしました。
しかし、規則を破った事に対しての謝罪をして罰を受け、結局バイトは辞める事になった。
翌日のオフの日。
店長、友達にフリーペーパーがきっかけでばれたこと、辞めなければならないことを伝えに行った。
寮を抜けて、門限を無視してバイトをしていたことを知っていた店長はしょうがないよな、ばれちゃって悪かったなと言ってくれた。
これが大体3ヶ月くらいの出来事だった。
こちらも貴重な経験をさせてもらって楽しかったです。ありがとうございました。今度はお客さんとして飲みに来ますねと別れの挨拶をした。
すると店長からは、これをと言って渡されたのが5000円だった。
・・・・?これだけ??
約3ヶ月週に1回しか、しかも3,4時間程度しか働いていないものの5000円だけ?こんなものだったのかと。
時給にして計算したらなんと約185円だった。
店長は「ありがとうな、元気で。サッカー頑張れよ」
私「えっ?あっ、はっ、はい。ありがとうございました」
少し困惑しながらも友達の車で寮まで帰りました。
少し、いや、大分困惑していた。
まともにアルバイトの経験をしたことがなかったので、安いのかどうかさえ判断できなくなっていた笑
しかし、こんな体験、経験は中々させてももらえなかったのではないかと、
今となっては思っている。
コメント